レコード大賞2021予想と結果の真相!LiSA連覇かDa-iCEか
2021年12月30日、新国立劇場のステージで発表された「第63回 輝く!日本レコード大賞」。2026年の音楽シーンから振り返ってみても、この年の大賞選考ほど事前のメディア予想を鮮やかに覆し、時代の潮目を決定づけた夜はありませんでした。前年に「炎」で栄冠を手にし、アニメ『鬼滅の刃』無限列車編のオープニングテーマ「明け星」を引っさげて2連覇を狙ったLiSA。そしてミリオンセラーを記録し盤石の強さを誇った乃木坂46。放送直前まで、多くの音楽関係者やメディアの事前予想はトップランナーたちの激突に集約されていました。
ところが、栄えある大賞のコールを受けたのは、5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの「CITRUS」でした。結成10周年という節目の年に起きたドラマチックな逆転劇は、なぜ実現したのか。優秀作品賞に名を連ねた全10曲の勢力図、審査員たちの間で交わされた議論の真相、そして今なおネット上で語られる出来レース疑惑の実態まで、綿密な取材データをもとに徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:戦前の下馬評ではLiSAの2連覇や乃木坂46の返り咲きが有力視される中、Da-iCE「CITRUS」が男性ダンス&ボーカルグループとして史上初の大逆転受賞を果たした。
- 要点2:CDセールス至上主義からストリーミング再生数・SNSバイラル指標へのシフトが明確になり、日本レコード大賞の審査基準が現代化した歴史的分水嶺となった。
- 要点3:最優秀新人賞を獲得したマカロニえんぴつをはじめ、実力派バンドやボーカリストが正当に評価されたことで、長年の出来レース批判に対する明確な転換が示された。
【放送日程と出演者】第63回日本レコード大賞の基本概要と当時の熱気
レコード大賞2021放送日程と出演者の陣容は、コロナ禍の制約を受けながらも極めて豪華な顔ぶれが揃いました。放送は2021年12月30日午後5時30分から午後10時まで、TBS系列で約4時間半にわたり完全生放送で中継。会場は東京・初台の新国立劇場中劇場で、総合司会は10年連続となるTBSアナウンサー・安住紳一郎と、2年連続の登壇となった女優の吉岡里帆が安定したコンビネーションで務めました。
客席には感染症対策を施した上で観客が迎えられ、2年ぶりに有観客ならではの熱気が会場を満たしました。優秀作品賞に選ばれた10組に加え、特別賞を受賞したAdo、Bank Band、松本隆、特別国際音楽賞のBTS(※韓国からの事前収録映像)など、ジャンルや国境を越えたトップランナーたちが集結。2021年の年間音楽チャートを彩った主役たちが一堂に会する特別なステージとなりました。
【優秀作品賞2021一覧】日本レコード大賞2021大賞候補となった精鋭10曲
大賞の栄誉を争う前提条件となる優秀作品賞(事実上の日本レコード大賞2021大賞候補)には、多様な音楽形態を反映した10曲がノミネートされました。当時の優秀作品賞2021一覧を改めて振り返ると、過渡期にあった音楽業界のダイナミズムが如実に表れています。
・純烈「君がそばにいるから」
・乃木坂46「ごめんねFingers crossed」
・Da-iCE「CITRUS」
・Awesome City Club「勿忘」
・三浦大知「Backwards」
・氷川きよし「Happy!」
・LiSA「明け星」
・AKB48「根も葉もRumor」
・DA PUMP「Dream on the street」
・NiziU「Take a picture」
歌謡界を牽引する氷川きよしや純烈の確かな存在感、三浦大知やDA PUMPといった卓越したスキルを誇るダンス&ボーカル勢、映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして社会現象となったAwesome City Club、そしてロックダンスで再評価を勝ち取ったAKB48など、各方位の実力派が顔を揃えていました。
大本命LiSAの連覇かDa-iCEの逆転劇か?レコ大2021予想の真相を徹底検証
放送直前、各種エンタメサイトやスポーツ紙が展開した事前予想において、最大の軸と見なされていたのはLiSA 明け星レコ大の2連覇シナリオでした。2020年に「炎」で第62回大賞を受賞した彼女は、2021年もテレビアニメ『鬼滅の刃』無限列車編のテーマ曲「明け星」で圧倒的な支持を獲得。配信チャートを席巻し、話題性・歌唱力・知名度のどれをとっても死角なしと目されていたためです。
対抗馬として挙げられていたのが、ミリオンセラーを記録していた乃木坂46 ごめんねFingers crossedでした。2017年の「インフルエンサー」、2018年の「シンクロニシティ」に続く通算3度目の大賞返り咲きを狙う盤石の組織票とフィジカルセールスは、歴代の選考基準に照らせば極めて強力な武器でした。さらに、プレデビューから社会現象を巻き起こし、デビュー2年目にして初のNiziU レコード大賞ノミネートを果たした「Take a picture」も、若年層からの熱狂的支持を集めるダークホースと目されていました。
そうした巨大な本命勢の陰に隠れる格好となり、一般的なメディア予想では決して最前線に立っていなかったのがDa-iCEでした。彼らの「CITRUS」はドラマ『極主夫道』の主題歌として2020年秋にリリースされた楽曲であり、発売から時間が経過していた点も、通常「その年の顔」を選ぶ賞レースにおいてはマイナス要因と捉えられていたのです。しかし、水面下では急速な地殻変動が進行していました。
【結果速報の衝撃】Da-iCE「CITRUS」の受賞理由と審査基準の真相
12月30日夜のレコード大賞2021結果速報で「CITRUS」の名前が読み上げられた瞬間、会場には息をのむような静寂のあと、大きな拍手が広がりました。エイベックス所属の男性ダンス&ボーカルグループとして初の大賞戴冠。大本命とされたLiSAや乃木坂46を抑え、彼らが頂点に立った背景には明確な根拠が存在します。
Da-iCE CITRUS受賞理由の核心は、日本人男性ダンス&ボーカルグループ史上初となるストリーミング累計再生回数1億回突破という客観的実績でした。YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でのエモーショナルな歌唱動画を起爆剤に、TikTokを中心としたSNS上でカバー動画や歌ってみた動画が爆発的に拡散。一般ユーザーを巻き込んだバイラル現象が年間を通じて持続しました。
日本作曲家協会が定めるレコード大賞審査基準と真相を紐解くと、「大衆に広く親しまれ、その年度に顕著な実績をあげた作品」「芸術性、独創性、企画性が顕著な作品」という2大原則が掲げられています。従来のCD売上枚数重視から、実質的な国民的浸透度を示すストリーミングデータへの重視。ボーカルの花村想太と大野雄大が誇る4オクターブの驚異的な歌唱力と表現力が、審査員たちの間で「文句なしの音楽的実力」として高く評価された結果でした。
マカロニえんぴつが最優秀新人賞を獲得!バンド勢の台頭と新時代の風
大賞争いと並んで高い注目を集めていたのが、最優秀新人賞の行方でした。ノミネートされたのは、グローバルボーイズグループのINI、実力派シンガーTAEKO、演歌の新星・望月琉吐、そしてロックバンド・マカロニえんぴつの4組。ファンダムの熱量で圧倒的なCDセールスを叩き出していたINIと、ストリーミングで圧倒的なロングヒットを記録していたマカロニえんぴつの一騎打ちとなりました。
結果は、マカロニえんぴつ 最優秀新人賞の獲得。彼らの代表曲「なんでもないよ、」は、リリース直後から若者を中心に急速に共感を広げ、数々の配信チャートで上位を独占し続けていました。ボーカル・はっとりの叙情的な歌詞世界と普遍的なメロディラインは、まさに新時代のポップスを象徴する存在でした。
アイドルグループやボーカルグループが新人賞を席巻しがちだった歴史の中で、ロックバンドが最優秀新人賞を手にしたことは、レコ大の選考が「組織票の強さ」から「純粋な音楽の波及力」へとシフトしている明確なシグナルとして受け止められました。
「出来レース疑惑」の真相と歴代受賞者から読み解くレコ大の構造変化
半世紀以上の歴史を誇る日本レコード大賞ですが、かつてはレコ大出来レース疑惑の真相をめぐり、週刊誌による買収疑惑報道や特定の大手芸能プロダクションへの忖度批判など、世間からの厳しい視線に晒され続けた過去があります。実際、レコード大賞歴代受賞者まとめを振り返ると、2000年代後半から2010年代にかけてはEXILEファミリーとAKB48グループ・坂道シリーズが交互に大賞を獲得する固定化が続き、一般層のヒット感覚との乖離が指摘されていました。
しかし、2019年のFoorin「パプリカ」、2020年のLiSA「炎」、そして2021年のDa-iCE「CITRUS」という系譜は、審査機関が抱えていた危機感と自浄作用の現れでした。CDが特定のファン層によるコレクションアイテム化する一方、一般大衆のリスニング環境はApple MusicやSpotify、LINE MUSICなどのストリーミングへ完全に移行。ビルボード・ジャパンの複合チャートが影響力を持つ時代において、実態の伴わない選考を続ければ賞の権威そのものが失墜するという強い危機感がありました。
Da-iCEの大賞選出は、「地上波の露出が突出していなくとも、国民が実際に日常で聴いている楽曲を正当に評価する」という意思表示であり、出来レース批判に終止符を打つ決定打となったのです。
【レコード大賞2021予想】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年の下馬評で最も大賞に近いと予想されていた楽曲は何ですか?
A1:LiSAの「明け星」が最有力の筆頭でした。社会現象となったアニメ『鬼滅の刃』の強力なタイアップに加え、前年の「炎」に続く2連覇の期待が高く、音楽評論家の間でも本命視されていました。また、フィジカルセールスで他を圧倒していた乃木坂46の「ごめんねFingers crossed」も対抗の最右翼と目されていました。
Q2:なぜDa-iCEの「CITRUS」は前年の楽曲なのに大賞を受賞できたのですか?
A2:リリース自体は2020年11月でしたが、ストリーミング再生数が急上昇し1億回を突破したのが2021年9月であり、実質的なヒットのピークが2021年内だったためです。レコード大賞の規定上も、その年度内に顕著な実績を上げた作品であれば対象に含まれます。
Q3:2021年のレコード大賞が「歴史的な転換点」と呼ばれるのはなぜですか?
A3:大手事務所の意向やCD売上枚数に依存した従来の審査方式から脱却し、ストリーミング再生数やSNS発のバイラルヒットを決定的な評価基準として公認した第1号となったためです。この年のDa-iCEの受賞以降、サブスクリプション時代の真のヒット曲が順当に評価される土壌が確立されました。
まとめ:2021年が刻んだポップス界の地殻変動
第63回日本レコード大賞は、LiSAの連覇という大方の予想を心地よく裏切り、Da-iCEという確かな実力者が劇的な栄冠を勝ち取る形で幕を閉じました。男性ダンス&ボーカルグループの可能性を広げただけでなく、マカロニえんぴつの新人賞獲得と合わせ、日本のポップスシーンが「実力と大衆のリアルな支持」を再評価する大きな転機となりました。
デジタル配信の普及によって音楽の聴かれ方が細分化する中、国民的な名曲とは何かを問い直した2021年のドラマは、音楽賞が果たすべき本来の意義を鮮烈に証明した一夜として刻まれています。 (出典: レコード大賞 2021 予想(Yahoo!ニュース))